この記事では『エクセルで合計を別シートに反映させる手順』を解説します。
今回紹介する手順では、シートごとに月別・支店別に分けたデータを別のシートに集計することができます。
シートを増やしたときの対処法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
エクセルで合計を別シートに反映させる計算式
今回はこのように1月から4月までの商品在庫をまとめたシートのデータを、合計のシートに集計します。
例えば、合計シートのC4セルに入る関数は以下の通りで、こちらを他のセルにコピーして完成させます。
=SUM(‘1月:4月’!C4)
エクセルで合計を別シートに反映させる手順
エクセルで合計を別シートに反映させる手順を解説していきます。
まずは、合計シートのC4セルに『=SUM(』と入力します。
続いて、1月シートを選択すると計算式が自動で『=SUM(‘1月’!』に変わります。
キーボートの『Shift』キーを押しながら4月シートを選択すると、今度は計算式が『=SUM(‘1月:4月’!』に変わります。
4月シートのC4セルを選択すると、計算式が『=SUM(‘1月:4月’!C4』に変わります。
『Enter』キーを押すと合計シートに戻り、合計シートのC4セルに各シートの合計値が反映されます。
この計算式を他のセルにも反映させるためにコピーします。
C4セルを選択してカーソルを右下に合わせ、『+』マークに変わったらF4セルまでドラッグします。
すると、F4セルまで計算式がコピーされて反映されます。
続けて、C4セルからF4セルまで選択した状態でF4セルの右下にカーソルを合わせ、『+』マークに変わったらF6セルまでドラッグします。
すると、6行目まで計算式がコピーされて反映され、合計シートが完成します。
シートを増やしたときの対処法
翌月になってシートが増えたら、もう一度計算式を入力し直すのも一つの手です。
ただし、それよりもシートの計算式を修正したほうが早いです。
合計シート内の先ほど計算式を入力したセルを全部選択し(今回はC4セル~F6セル)、『検索と選択 ⇒ 置換』に進みます。
検索する文字列に『4月』、置換後の文字列に『5月』と入力して『すべて置換』をクリックします。
『OK』をクリックします。
すると、計算式も5月までの合計に反映されます。
このように定期的にシートが増えていく場合は、置換機能を使うと非常に楽です。
ただし、置換の際『4 ⇒ 5』のように『月』を除いてしまうと、計算式内の他の『4』も『5』に置き換わってしまうため、置換を使うときはシート名を正確に入力するよう気を付けてください。
まとめ
今回は『エクセルで合計を別シートに反映させる手順』を解説してきました。
SUM関数を使って『Shift』キーを押しながら操作すれば、シートが何枚あっても簡単に合計を反映させることができます。
また、置換機能を使うと、シートを増やしたときも簡単に対応できます。
合計値を別シートに反映させたいときは、ぜひ今回お伝えしたやり方を参考にしてみてください。